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長さだしだけじゃない??スカルプチュアネイルのあれこれ。

長さと華やかさが特徴のスカルプチュアネイル(アクリリックネイル)ですが、長さ出し以外にもできることがたくさんあります。ここではスカルプを使ってできることをまとめていきます。今はジェルネイルが主流ですが、皆さんにスカルプについて知っていただけたらとおもいます。

そもそもスカルプチュアネイルってなに??

スカルプチュアネイルとは、主にアクリルパウダーを使った人工爪のことを指します。
「スカルプ」と聞くと、だいたいの人は長くてパーツがたくさん乗った華やかなネイルを思い浮かべるかと思いますが、長さがなくてもアクリルが土台となっていればスカルプチュアネイルになります。

スーパーロングスカルプ。
バービーみたいな配色とパール中心のビジュー盛り。
クリアベースのマーブルを配置することで抜け感が出ていい感じです。(*^^)v

グリーンのラメグラ
薬指のビジューはおそらくビジュー盛りではなくひとつのパーツ。
自爪かな??と思うような長さでも
実はスカルプだったりするのです。

スカルプ(アクリル)をつかってできること

長さ出し

スカルプの代表的な使い方。
自爪にフォーム(型)を取り付けて爪を作る方法と、自爪にチップを乗せてからアクリルを乗せていく方法(チップオーバーレイ)があります。
長さ出し用の強度が高めなジェルを使う「ジェルスカルプ」というのも存在します。

こちら一般的なスカルプチュアネイル。
メーカーによって誤差はあるのですが、これくらいの長さならフォーム一枚でつくれます。

作業工程ですが、ジェルスカルプはこんな感じです。
基本的にクリアベースです。ソークオフタイプ(アセトンで溶けるタイプ)の長さ出しジェルも増えてきました。

補強

自爪が割れてしまったり、亀裂がある場合です。
長さは出さず、自爪全体をスカルプで覆ってからジェルなどをのせていきます。

補強のやり方ですが、アクリル以外のやり方だと
シルクやグラスファイバーを亀裂にかぶせ、グルーやレジン(ネイル用の接着剤)で覆う方法があります。
この画像のように、自爪が割れてしまって長さがバラバラなときは長さ出しで対応します。

バーチャル

ネイルベット(ピンクの部分)を実際より長くみせるための技術です。
用途としては、

・フォームを二枚使うような(ダブルフォームといいます)、とても長いスカルプを作るとき
・細いフレンチをより綺麗な仕上がりにするため

上記二つがメインです。

こちら超ロングなフォーム二枚のネイル。ポイントで二段フレンチ二本。
長さがある分表面積が広がるので、一本の爪に複数のフラットアートが施されています(*´▽`*)これもスカルプならでは。

バーチャルネイルベッドにすることで、フレンチネイルがより綺麗な仕上がりになります。
ホタテのメタルパーツは夏の定番ですね( *´艸`)ブルーのフレンチと相性ばっちり

3Dアート

少し逸れますが、3Dアートの材料もアクリルです。
カラーパウダーを使って花やキャラクターなどを作りますが、
爪の上で直接作る場合と、先にパーツだけ作っておいて、あとから爪に乗せる場合があります。

マイメロの3Dネイル。
盛り盛り甘々な感じがたまりません。( *´艸`)
もっと立体的にしたいときは針金を使ってパーツを作ったりします。

スカルプの利点と欠点について。

まずは利点から!

指が長く、手が綺麗に見える

目の錯覚になりますが、スカルプはジェルと違いピンチを入れるため、細く長い爪に仕上がります。それに連動して実際より指が長く細く見える効果が生まれます。

ピンチが正確に入ることで、細く綺麗なネイルに仕上がります。
あまり関係ないような気もしますが、それが手を綺麗にみせることにもつながるのです。

アートの幅が広がる

自爪より面積が広がるため、乗せられるストーンやパーツの数が増えます。
自爪には乗らないような大きさのパーツを簡単に乗せることができ、
ステンドグラスネイルやリングをはめるなど、スカルプでないと使えないようなものもあり、楽しみ方も増えるでしょう。

スカルプにはめる用のリングがネイルショップに売っています。
ロングスカルプだからこそ使えるパーツのひとつです(*'ω'*)

こちらはステンドグラスネイル。
「モザイクチップ」というちょっと変わったネイルチップを使います。
色の使い方で雰囲気がガラッと変わりますよ(*´▽`*)

自爪のコンプレックス解消

スカルプは人工的に爪を作るものなので
爪が割れやすくなかなか綺麗に伸びてくれない、ネイルベットが短い 幅が広い・・・・
などなど、自爪のお悩みに対応できるのもスカルプの特徴です。

大多数の方が、 スカルプ=派手なネイルする人のためのもの とおもっていることでしょうが
自爪が小さい すぐ亀裂がはいって伸ばせない、、、などなど
用途が多く、いろんな面で修正が効くのがアクリルの人工爪なのです。

以下、欠点です。。。(´・ω・`)

ジェルより値段が高い

はっきり申し上げます。
ジェルより材料代も時間も手間もかかり、ジェルより技術的に難しいため、どこのサロンでも、ジェルネイルのメニューより値段設定が高いですorz
あまりお財布には優しくないものと言えます。

こちらのサロンさんの料金表だと、「長さ出し」のところがスカルプにあたります。
1本の値段が約800円なのでそれを10本だと、、、( ;∀;)
(もちろん、乗せ放題xxxx円 など、定額制でリーズナブルなサロンも数多くあります!!)

自爪の負担が大きい

下処理の段階で、密着性を上げるために爪の表面にたくさん傷を入れること、プライマーという薬品を使う際に爪から水分が奪われるため、自爪への負担が大きくなります。

右側の青いボトルがプライマー。
ジェルネイルのときには使わない薬剤です。
スカルプとの密着を良くするために使う薬剤なのですが、プレプライマー以上に爪の油分水分を奪うので、皮膚につかないように注意が必要です。

派手なネイルは万人受けしない

これもまたはっきり言いすぎなくらいですが、悲しいことに、ゴテゴテで長いネイルは間違いなく世間受けが悪いです。(スカルプ好きさんごめんなさい)
やっぱり、濃い色や長くて尖ったデザインだと怖いみたいですし
なにより多いのが「そんな爪でふだんどうやって生活してるの??」という意見。
最初のうちはいろんな作業がやりにくくて大変だけど、だんだん不自由も少なくなるものですが、見てる人たちからすればそうでもないようで、、、((+_+))

この画像はダブルフォーム ホログラとエアブラシのアートでしょうか、、、。
筆者はこういう超ロングなネイルがだいすきです!!!
今は仕事柄できなくなってしまいましたが、昔はずっとロングスカルプばかりでした。
日常生活においては、慣れで何不自由なく暮らせていました。
スマホいじるのは地味に大変でしたがそれくらいのレベルです。

ジェルネイルとどう差別化するの??

・もっといろんなデザインを楽しみたい
・派手なネイルがだいすきだ!!
・正直自分の自爪の形が好きじゃないよ、、、、
・仕事などに支障がない

上記にあてはまる方は、スカルプチュアネイルをやってみることをおすすめします(^_-)-☆
逆に、普段からパソコンを使っていたり、小さいお子さんがいる方にはおすすめできません。。。
パソコンに関しては打てたとしても確実に速度が落ちるし、お子さんがいる場合は単純に危ないです。(;´Д`)

さいごに。

スカルプにはいろんなものをのせられます!!
こんなん乗るわけないっしょ。。。 と思ってしまうようなものがあっさり乗ります。(邪魔じゃないかどうかは別として、、、www)
こちらはでっかいビジュー。

クリアベースに押し花の埋め込みネイル。
ベースがカラーレスなので押し花シールがカラフルでも喧嘩になりません。
長さはあっても上品な仕上がりです。(*^^)

ピンクx白の組み合わせと
ハートやパールでラブリーなデザインのスカルプ。
デザイン的には派手ですが、パステルカラーなので重さがなくていい感じです。(*´ω`*)薬指のハートのパーツが主役ですね

超ごて盛り!!
これぞスカルプだ。すばらしい!!
ブラックxゴールドラメのベースに虎とフェザーのパーツ!!
めっちゃ気合い入ってますね(*^^)v
外すのがもったいないくらい。

女子のみなさん、ネイルを楽しみましょう(*´▽`*)!

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